9月3日は秋の睡眠の日です。
「睡眠の日」は、睡眠についての正しい知識の普及と国民の健康増進への寄与を目的に、睡眠健康推進機構が日本睡眠学会との協力によって制定したもので、年に2回、3月18日を「春の睡眠の日」、9月3日を「秋の睡眠の日」と定めています。
近年、睡眠は世界的にも注目が高いテーマであり、特に先進国の中でも平均睡眠時間が少ないとされる日本では、睡眠ビジネスが活性化しています。
日本の睡眠に関する状況と、企業で展開されている睡眠をテーマとしたキャンペーンをピックアップしました。
睡眠をテーマとしたキャンペーン事例(2023)
「夢のねむりを手に入れよう! #リラックスチャレンジ」
NTT PARAVITA株式会社が開催する参加無料の睡眠イベント。
NTT PARAVITAの睡眠改善サービスで使用している睡眠センサー(Active Sleep ANALYZER)を活用して、睡眠計測を行い、参加者一人ひとりの睡眠課題に合わせた睡眠改善アドバイスも実施。イベントで一番睡眠が整った方には、快眠グッズをプレゼント。専用サイトの申込フォームから参加。
プログラム内容(一部)
1:ストレッチ動画の配信。
2:睡眠セミナーの受講(オンライン)。
3:日々の睡眠状況を計測
4:オンラインによる睡眠改善アドバイスを提供(2回)
5:ねむりの相談を随時受付
「睡眠時差ぼけ度」がチェックできる「睡眠カウンセリングルーム」
株式会社カネカの機能性表示食品『わたしのチカラ® Q10ヨーグルト』のプロモーションとして、「睡眠時差ぼけ度」がわかり、睡眠の専門家のプチカウンセリングが受けられる「睡眠カウンセリングルーム」を8月31日~9月3日まで渋谷ヒカリエ 1Fイベントスクエアにオープン。
秋の睡眠の日を機に「睡眠時差ぼけ」を解消する取り組みとして、「睡眠時差ぼけチェック」を設置。結果と合わせて、睡眠の質の向上に役立つ『わたしのチカラ®Q10ヨーグルト ドリンクタイプ』を無料サンプリング。
また希望者は、睡眠の専門家である小林麻利子さんによる睡眠プチカウンセリングにて「睡眠時差ぼけ」タイプ別解消法のアドバイスを受けられる。
【イベント概要】
日時:2023年8月31日(木)~9月3日(日) 11:00~20:00
場所:渋谷ヒカリエ 1Fイベントスクエア
内容:
睡眠時差ぼけチェック
・平日と休日の起床時刻、在宅勤務日と出社日の起床時刻を入力することで「睡眠時差ぼけ」の程度がわかる
睡眠時差ぼけタイプ別カウンセリングルーム
・ヒアリングシートをもとに、「睡眠時差ぼけ」のタイプ別に最適な解消法をアドバイス
「Peach×レムウェルGOOD SLEEP プロジェクト」
「Peach×レムウェルGOOD SLEEP プロジェクト」は、小野薬品ヘルスケアが販売する睡眠サプリメント「レムウェル」を航空会社Peachに提供し、従業員の方々の睡眠の質向上を支援したプロジェクト。
睡眠の日に合わせて、Peach従業員の方々の睡眠の質および日中の眠気等について、レムウェル摂取によるそれらの質の変化について調査した結果を公開している。
<調査方法>
客室乗務員、空港スタッフ、整備士の方々をはじめとした、Peach従業員94名に、睡眠サプリメント「レムウェル」を約3週間摂取していただき、睡眠の質や日中のコンディションにどのような変化があったのかをアンケート調査を実施するとともに測定。
【レムウェル摂取前後の睡眠の質および日中の眠気等に関するアンケート調査ならびに測定】
対象者:Peachに勤務する20代~60代の男女94名
調査期間:<摂取前>2023年6月15日~6月20日<摂取後>2023年7月15日~7月20日
睡眠に関する調査
『西川 睡眠白書 2023』
西川株式会社では、社内研究機関である「日本睡眠科学研究所」監修のもと、1万人の睡眠実態を追った『西川 睡眠白書 2023』を9月3日(日)の「秋の睡眠の日」にホームページで公開。
『西川 睡眠白書』は2018年より毎年発表し、今年で6年目。今年は、美容・健康と睡眠の関係についてより掘り下げ、ダイエットや女性特有の症状(更年期症状・月経前症候群)にフォーカスした調査も実施している。
調査結果トピックス
【基本調査】
・国際基準「アテネ不眠尺度」では51.9%が「不眠症の疑いが高い」 。
・睡眠満足度は、約7割が自分の睡眠の質に何らかの不満を持つ。
・いずれもここ数年、数ポイントずつ増加傾向にある。
【ダイエット・肥満予防と睡眠に関する調査】
・体型に悩みがある人ほど眠れていない。
・体型に悩みがある人の平日の睡眠時間は7時間未満が44%と、全く悩んでいない人の28.4%に比べて大きな差があり、体型に悩んでいる人ほど睡眠時間が短くなる傾向がみられた。
【月経前症候群(PMS)と睡眠に関する調査】
・症状がある人ほど睡眠満足度が低い。
・症状なしの人は約4割が睡眠に満足していると回答。対して、症状ありの人は2割と大きな差がみられた。
ブレインスリープ社による「日本の睡眠偏差値」調査(2020)
ブレインスリープが2020年3月に発表した「日本の睡眠偏差値」調査の結果では日本人の平均睡眠時間は6時間27分と、OECDの調査よりもさらに短い。
「一週間の中で眠くて仕事が進まないことがある人」についてアンケートによると、睡眠時間が短い人の方が生産性が低くなることが多い(仕事が進まない人が多い)という結果も。
一方「睡眠の質が高い人」は生産性が低くなっておらず、「睡眠時間が短くても睡眠の質がいい人は生産性の向上がみられ、生産性には睡眠の質が大きく関与している」と考察している。
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