各社で父の日に関するアンケート調査を紹介する。
父の日に贈るギフト(2023)
父の日ギフトの新定番は「うなぎ」
近年はお取り寄せECが充実したことで、一般の小売店ではなかなか手に入りにくい全国各地のうなぎが購入できる。また、高級食材である「うなぎ」は特別感もあり、父の日ギフトとして年々人気が高まっているようだ。
Amazon:「父の日ギフト特集」売上ランキング
父の日.jp: 父の日ギフトランキング(2023)
父の日ギフトに特化したメディアサイト「父の日.jp」の父の日特集 において、2023年6月1日~6日集計の売上統計ランキング。
第2位 大人気クラフトビールよなよなエール詰め合わせギフト
第3位 うなぎ屋さんのこだわり独自配合した高級国産山椒
第4位 定番ビール!アサヒビール詰め合わせギフト
第5位 お父さんの疲れを癒やす健康ギフト 「王様の足枕」
第6位 入手困難な江戸時代から続く色の朝顔
第7位 モンドセレクション金賞の受賞実績があるうなぎギフト
第8位 お酒好きのお父さんには迷わずコレ!楽天市場年間ランキング2位の日本酒
第9位 人生で一度は味わってみたい高級プレミアムアイスコーヒー
第10位 もらって嬉しい!食べて美味しい!ハート型のブランド和牛ハンバーグ
父の日ギフトを選ぶ悩み(父の日jp調べ2023)
父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」が行ったアンケート調査
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:10代~70代の男女(計1,465名)
調査期間:2023年3月28日~4月7日
父の日にプレゼントをあげている割合(綺和美調べ2022)
白髪用ヘアケアブランドの「綺和美(スリーエム株式会社)」が行った父の日のプレゼントに関する調査。
調査対象:20代〜50代以上の男女100人
調査方法:クラウドソーシングサイト『クラウドワークス』にてアンケート
実施月: 2022年5月
Q) 父の日にプレゼントをあげていますか?
・男性も女性も「毎年あげている」と答えた人が一番多い
・女性は「毎年あげている」と答えた人が多い
・男性は「毎年あげている」と「あげていない」との差は小さい
・「年によってあげたりあげなかったり」という人が一定数いる
Q)どのようなプレゼントを渡しますか?
・パジャマや靴下などの衣服類
・お酒とつまみのセット
・タブレット
・ゴルフグッズ
・何かものをあげるよりも、食事に誘う など
お父さんになって欲しい有名人(2022)
お父さんになって欲しい有名人ランキング
日本語入力キーボードアプリ「Simeji」が行った「お父さんになって欲しい有名人」についての調査
集計期間:2022/4/28~2022/5/9
ターゲット属性:10〜24歳 男女
人数:1202人
アンケートの結果は、全体的に「楽しそう」「優しそう」という理由が共通である。ユーチューバーの認知度や影響力の大きさがみてとれ、共感性が重視される時代の傾向が現れている。
1位 はじめしゃちょー
「毎日が楽しくて、ワチャワチャしてそう」「優しくて面倒見が良さそう」「なんでも笑ってくれて、楽しませてくれそう」「一緒に色んなことをしてくれそう」「毎日遊んでくれそう」
2位 HIKAKIN
「ゲームなどたくさん親子で、出来そうだし、YouTubeに出てみたい!」「優しそう」「しっかりとした意思を持ってそう」「普段は面白いけど、しっかり怒ってくれそう」「人として尊敬に値する」
3位 ムロツヨシ
「毎日が楽しくなりそう!」「面白いだけじゃなくて、包容力もあって、家族を大切にしてくれそう」「優しくて気遣いができる」「元気になれそう!」「誕生日プレゼントなんでも買ってくれそう」「いざとなった時優しくて頼りになりそう」
4位 花江夏樹
「イケボを毎日聴ける」「Twitterで(娘さんの)ツイートを見ると、素敵なお父さんだと思う」「双子のお父さんで、とても面倒見が良く優しそう!」「子供が好きそう」「家族を大事にしそう」「とても性格が良く子供の世話もしっかりできる父親だから」
5位 櫻井翔
「真面目で色々なことに挑戦している姿が、とても素敵でかっこいい!」「優しくて、勉強をめっちゃ教えてくれそう」「しっかり者で、頼りがいがありそう!」「理想の自分になれそう」
6位 田中圭
「私生活でもお子さんがいて、一緒にいて楽しそう!」「子供の行事とかにも、全力で応援とかしてくれそう」「優しくて、面白そう!」「子供の気持ちをきちんと考えて、大切に育ててくれそう」
7位 中村倫也
「いいパパになりそう!」「やりたいことをやらせてくれそう」「優しくしてくれそう」「みんなに自慢できる!参観日とかに来て欲しい」「(子どもを)溺愛しそう」
8位 木村拓哉
「勉強とか教えてくれそう!」「優しそうだし、頼りになりそう!」「(娘さん)への愛をとっても感じるから!「遺伝子が強すぎる!」「カッコイイイイイ!」
9位 星野源
「絶対優しい!ギターを教えて欲しい!」「歌がうまい」「家庭的なイメージがある!」「礼儀正しそう」
10位 大泉洋
「なんにでもツッコんでくれそう」「一緒にいて楽しそう!」「常にふざけてる感じが好き」「穏やかに過ごせそう」
父と子、双方からみた「父の日の贈り物」
シック・ジャパンが行った「父の日の贈り物」に関する調査。
調査期間:2022年5月11日~5月20日
調査方法: インターネット調査
調査会社: 株式会社ジャストシステム(ネットリサーチサービス「Fastask」にて実施)
1)父からの視点:もらえない時期がある
子どもの年齢によって、贈り物がもらえる時期・もらえない時期がある
対象:「子どもから贈り物をもらった時期とそうでない時期がある」お父さん441人
・「子どもが小学生の時期(7~12歳)」に贈り物をもらったお父さんは約40%
・中学生からは減少傾向になり、高校生で減少のピークを迎える
・大学生でも約20%と低水準
2)子供からの目線:何をあげていいのかわからない
贈り物をしなかった理由は「何をあげていいのかわからない」が30.1%
対象:20~39歳の男女442人
3)社会人になった子どもたちの変化
10代ころは父の日に贈り物をしない人が多いものの、社会人になると父の日に贈り物をするようになる人が多いようです。
贈り物を再開した理由
1位「価値観の変化が生まれた」50.6%
2位「金銭的なゆとりができた」49.4%
総論
世のお父さんたちには、子どもの成長過程の中で、父の日の贈り物がもらいにくくなる時期「贈り物停滞期」があることがわかる。この時期は、子どもと父親のコミュニケーションが希薄になりがちな時期なのだろう。しかし子供は大人になるにつれ、自身のお父さんへの贈り物を再開していく傾向にあり、社会人として親としての父の立場を理解するようになったり、金銭的なゆとりができることが大きな理由であるとわかる。
父の日のプロモーション事例
セルフ父の日
シックは「贈り物停滞期」のお子様を持つお父さんたち向けに、「セルフ父の日」のネーミングで“自分買い”ギフトを提案している。
父の日の由来
父の日はアメリカ発祥とされていて、日本だけでなく世界的にも存在する。
日本に父の日が入ってきたのは1950年頃ですが、全国的に知られるようになったのは1980年代になってから。
1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が、著名人やスポーツ選手などに贈る「ベスト・ファザーイエローリボン賞」を創設したことが、日本国内での父の日の浸透に貢献したと言われている。