8月27日はジェラートの日です。
ジェラートの日は、日本ジェラート協会が制定
日本のジェラートに関連する企業で構成される「日本ジェラート協会」がジェラートの魅力を伝え、より多くの人にその美味しさを感じてもらうことが目的として、2014年より毎年8月27日をジェラートの日に制定。
主人公がジェラートを食べるシーンが印象的な人気映画「ローマの休日」の公開日が1953年8月27日だったことに因んで、この日になりました。
ジェラートはイタリアンスイーツ
ジェラートは、イタリア語で『凍った』という意味を持つイタリアフィレンツェ発祥のアイススイーツの総称。
牛乳などの乳製品、果物や野菜、ハーブやスパイス、など原料として、空気を含ませながら冷やし、クリーム状にしたもので、原材料の風味を活かして作るのが特長です。
日本では1980~90年代のイタリアンブームのころから大きく注目されるようになりました。
ジェラートとアイスクリームの違い
日本では、アイスクリームと呼べるものには法令で定められた定義があります。
それに対してジェラートには、法的な定義はありませんが、一般的なイタリアのジェラートの特徴を日本のアイスクリームと比較すると、以下のような差になります。
アイスクリーム ・・・乳固形分15%以上、うち乳脂肪8%以上のもの
アイスミルク ・・・乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上のもの
ラクトアイス ・・・乳固形分3.0%以上のもの
ジェラート ・・・乳脂肪5%程度 (※法的な定めではありません)
日本ジェラート協会によるとイタリアのジェラートは、通常5%前後の乳脂肪で製造するのが一般的とのことで、日本の分類・規格ではアイスミルクにあたる場合ものが多く、アイスクリームよりは脂肪分の少ないさっぱりとした味わいになります。
またフルーツなどをふんだんに使ったものも多いので、素材の味をしっかりと楽しめるところが特徴です。
日本ジェラ ート協会の取り組み(2023)
日本ジェラ ート協会店舗では、毎年この時期にキャンペーンを実施しています。
(1)「ソルトジェラート」の発売
「ジェラートの日」会員統一メニューとして、「ソルト(塩)」をテー マにしたジェラートを発売。
「伯方の塩」「能登の塩」「日本海の塩」「沖縄の 塩」「ヒマラヤの塩」などを用いた「ソルトジェラート」を各店のジェーラート職人が作成し、 「オレンジソルト」「レモンソルト」などのアレンジ商品も発売します。
(2)「あなたの夢を叶えます!こんなジェラート食べてみたい!」大募集キャンペーン
子供達(小学生以下限定)が自分で考え、食べてみたいジェラートを募集し、最優秀レシピに輝いた作品には、実際の商品として作製したオリジナルジェラートをプレゼント。店頭にある応募用紙に、食べたい味や入れてほしい素材、全体の色調(ぬり絵)を記入し、店舗から応募。
日本のジェラートショップ
現在でも日本にはジェーラ―トを扱うブランドやショップが多数あります。その中から、東京を中心に複数店舗を展開するジェラートブランドをピックアップします。
2021年6月に日本初上陸したばかりのローマ発・イタリアンジェラート専門店。厳選素材とクオリティーの高さで、本国イタリアでは王室御用達の老舗ジェラートブランド。今では世界中展開しています。
『ローマの休日』で、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女がスペイン階段で食べたのは、実は〈Giolitti〉のジェラートだそう。日本1号店は、ルミネエスト新宿のB1にあります。
希少な食材、リッチな配合、たっぷりフルーツなどこだわり素材と製法で作るプレミアムジェラートはジェラートマエストロの手作りです。一番人気の定番フレーバーはプレミアムグリーンピスタチオ。その他、毎月限定フレーバーが発売されます。
店舗は、伊勢丹新宿店と立川店のみにある伊勢丹だけのブランドです。
本場イタリアミラノのお店のジェラート製造ライセンスを持ち、日本で製造、フレーバーの開発、販売をしているブランドです。ショーケースに入ったジェラートにはフルーツがデコレーションされていて、選ぶ時から目でも楽しめるお店です。
デパート内の店舗のほか、イタリアンフェアなどの歳時にも出店しています。
「世界各地の文化が一堂に会する遙か東の果てのバザール」をコンセプトに世界各地の食材を輸入するブランド。ジェラートは、氷菓の原型とされるシャルバートの文化を再現しようという想いから、砂糖不使用で素材がもつ甘味を活かした上品な甘さのアラビアン・ジェラート。デパート内店舗を中心に全国10店舗を展開しています。