5月29日はエスニックの日。
一般社団法人 日本エスニック協会が、毎年エスニックの日に合わせて発表している「 “この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング」をシェア。
注目のエスニックメニューとして、料理・フードをテーマにした企画やテーマにも活用できる。
“この夏絶対流行する!エスニック食“ランキング
今年は「ビリヤニ」が1位に。さらに「カオソーイ」と、ヘルシー志向で米粉ブームが後押しする「フォー」が同率2位という、主食になる3メニューが上に並ぶ。
「今夏絶対流行るエスニック食ランキング」調査概要
調査期間:2024年5月22日(水)〜2024年5月25日(土)
対象:日本エスニック協会員110名
第1位 ビリヤニ(インド)
〜具材をスパイスとともに炊き込んだ南アジアを代表するごちそうご飯〜
ビリヤニは、マトンやチキンなどの肉、野菜、シーフードなどの具材をスパイスとともに炊き込んだインド及び周辺国で食べられている炊き込みごはんのような米料理。2017年、2019年、2021年に続き、3回目の第1位。今年は、エスニック料理好きだけでなく、カレーやスパイス好きの間でも浸透し、2023年には大手コンビニエンスストアをはじめとして次々と商品化が進み、一般的にも知られる存在に。ブームではなく、インド料理の定番メニューとしての局面を迎えたうえでのランクインといえるだろう。今年もビリヤニの専門店もオープンやテレビでの特集等も既にされており、昨年以上に定番化・大衆化していく料理の筆頭格になりそう。
同率第2位 カオソーイ(タイ)
〜2種類の食感の麺を楽しめるチェンマイで人気のカレーラーメン〜
カオソーイはタイの北部、第二の都市であるチェンマイの名物料理。中国系のイスラム教徒から伝来した料理といわれ、禁忌により豚肉を食べないイスラム教徒のために、具材も鶏肉を使用している。
カレーラーメンというイメージから食べやすく、タイ料理初心者にもおすすめ。
今年は、3月に「TasteAtlas」が発表した「世界最高の料理100選(100 Best Dishes in the World)」の6位にカオソーイが選出され、既に大手コンビニエンスストアから商品化もされ、夏に向けて注目度も高まりそう。
同率第2位 フォー(ベトナム)
〜日本人も馴染みやすい米粉麺を使ったベトナム風ラーメン〜
フォーは、平べったいライスヌードルのことで、「フォー・ボー」といえば牛肉いり、「フォー・ガー」といえば鶏肉入りのベトナム風ラーメンを意味する。米粉を利用し、優しい味付けのフォーは2022年のエスニック初心者へのオススメランキングでも1位となっている。
2023年は日越外交関係樹立50周年を記念してベトナムフォーフェスティバルも開催され、注目が高まったことと、各食材の原料高騰にともなった米粉のブーム、ならびに健康志向からのグルテンフリーも後押しされ、さらに人気が高まっている。
昨年以前のアンケート結果
2023年の結果
同率1位:プーパッポンカリー
同率1位:ラープ
同率1位:バクテー
2022年の結果
1位:カオソーイ
2位:バインミー
3位:フムス
2021年の結果
1位:ビリヤニ
2位:プーパッポンカリー
3位:パッタイ
2020年の結果
1位:バインミー
2位:フムス
3位:カオソーイ
エスニックの日とは
エスニックの文化や料理の普及と日本とエスニックが融合した文化的創造を図ることを目的に、一般社団法人・日本エスニック協会が制定。
日付は「5」をアルファベットの「S」と見立て、「エス(S=5)ニ(2)ック(9)」と読む語呂合わせから。
一般社団法人 日本エスニック協会とは
2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、「エスニック×日本」を通じた地域活性、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなどを行っている。