4月22日はアースデイ。地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する1日。
アースデイは50年近い歴史があり、世界中で環境活動をテーマにしたイベントが開催されていたが、近年は日本でもエシカルムーブメントの流れに乗って企業参加が増えてきている。
アースデイとは
アースデイは、1969年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって提起され、その翌年の1970年に、アメリカのゲイロード・ネルソン上院議員が「環境の日が必要」として集会を開催したのが取り組みのスタートとされる。
この集会は、多くの国会議員にも影響を与えるほど大成功をおさめ、集会が開かれた4月22日が「アースデイ」と宣言された。
以降、アースデイは10年ごとに開催され、1990年からは毎年開催。今では、世界175カ国 約5億人が参加するフェスティバルとなっている。
特に近年は、人々の意識や関心も高まりを見せ、環境対策は今まで以上に企業の信頼性やブランディングの面で重視されるようになっていることから、アースデイをはじめとしたの世界的な環境イベントに参加する企業が増加中。
イベント(東京)
アースデイ東京
日本でのアースデイの東京開催イベントとして2001年に初開催。代々木公園でのフェスティバルを中心に活動し、「エコ」や 「オーガニック」という概念を浸透させるなど日本での環境活動の先頭に立ってきたイベントの一つ。
2024年は「地球環謝祭〜みんなでつくるみらいのせかい〜」がコンセプト。2024年4月13日.14日に開催される「アースデイ東京2024@代々木公園」では約200のブースが出展。
4月20日・21日の宮下公園では、さまざまなクリエーターズが集まる縁日的なイベントを開催。
2023年は「ファミリーアース〜誰もが歓迎されるやさしい場所へ」がテーマ。リフィルやマイボトル・マイ食器を通じて海洋プラスチック問題を訴求するマーケットイベントも併催した。
リフィルに力を入れ、地球に優しい取り組みを行いながら商品を提供する出店者によるマーケット。
企業の取り組み
イオン(2024)
イオンモールでは、「衣料品廃棄ロス」をテーマに「幸服リレー」(衣料品回収)を実施。本年は40トンの回収をめざす。
その他にも全国の各店で、フードドライブやワークショップなどで、お客様とともに暮らしの中にある「ロス」を減らすイベントなどを実施。
SABON(2024)
ナチュラルコスメブランドSABON(サボン)は、「アースデイ キャンペーン」を実施。「ボディスクラブ」の売上の一部を株式会社ローランズのフラワードネーションプロジェクトを通じ、お花が購入できないこどもたちに花々を届け、大切な方へのプレゼントをサポートする活動に役立てる。
2024年4月1日~30日。
アヴェダ(2024)
アヴェダは毎年4月を「アースデー月間」としている
・ナイジェリア人アーティスLáolú NYCとコラボし、限定ボトルを発売
・4月21日(日)に行う #AvedaWalksForWater への参加を促す
・4月22日のアースデーに洗髪のお休み(ノーウォッシュ)を呼びかけ。
ECOALF(2023)
サスティナブルブランドの「エコアルフ」は、新宿 ルミネ1の2階Gallery1にて、2023年4月17日(月)-23日(日)にポップアップストア&エコイベントを開催。
新作コレクションの他、昨年秋のイベントで回収したコーヒーの出し殻をアップルサイクルしたトートバックとTシャツを発売。また、ECOALFで毎年アースデイに行っているクリーンアップ活動を本年はルミネ新宿周辺にて開催。
EARTHDAY SHIMOKITA(2023)
EARTHDAY SHIMOKITA(アースデイシモキタ)が、下北沢BONUS TRACKを中心とした近隣3施設で開催される。
・「都市と森をつなげる」をテーマに、ドキュメンタリー映画「杜人」上映会とトークセッション
・“配慮ある、分別のある”を意味する「Down to Earth」をテーマに26店舗が集まるマーケット
・エシカル協会とBook Bus by VALUE BOOKSによる1日限定の「循環書店」
・ゲストシェフ三上奈緒さんを迎えたキッチンバスでの「100人でつくる焚き火の食卓」