2022年は3年ぶりに制約のない中での開催となり、さらにクリスマスイブとクリスマスが土日に重なることで、人での増加も期待されています。東京の大型商業施設などでのクリスマスプロモーションイベントをリストアップしましたので、マーケッター、プランナーの方は、今年のクリスマスのコンセプトやデザイン傾向の考察してみて下さい。
【東京ミッドタウン】MIDTOWN CHRISTMAS 2022
2022年の東京ミッドタウン(六本木)のクリスマスイベント「MIDTOWN CHRISTMAS 2022」のコンセプトテーマは“Meets Christmas” 。「大人も子どもも思いっきりクリスマスを楽しんでいただきたい」という願いが込められている。
ゴールドの光で木々を彩るツリーイルミネーション「光の散歩道」、“クリスマスの特別な一日”を表現したメインイルミネーション「CHRISTMAS STORY LIGHTS」、パーティークラッカーをイメージしたクリスマスツリーなど多彩なイルミネーションが登場。そして恒例の都内最大級アイススケートリンク「MIDTOWN ICE RINK」も開催。
開催期間:2022年11月17日(木)~12月25(日)
MIDTOWN CHRISTMAS 2022のみどころ
1)プラザエリアからガーデンエリアまでの灯り「MIDTOWN WINTER LIGHTS」
高さ約3mのスノードームの中に仕込まれたヴィジョンドーム。
12月14日(水)までは中からスモークが溢れるしゃぼん玉のスペシャル演出も展開。
また、ミッドタウン・ガーデンには木々がゴールドに輝く「光の散歩道」、クラッカーをイメージしたデザインのクリスマスツリー「PARTY POPPER TREE」が登場。そばにある“木の木サンタ”ではお客様参加型の特別演出もあり。
2)デザインオフィスnendoが手掛けるGalleria Installation
光と空気をモチーフにしたクリスマス装飾がガレリアを中心とした館内各所に設置。デザイン&ディレクションは、デザイナー佐藤オオキ氏が代表をつとめるデザインオフィス「nendo」が担当。
3)「MITSUI FUDOSAN MIDTOWN ICE RINK」
東京ミッドタウンの冬の風物詩ともいえる本物の氷のアイスリンクは今年で14回目。2023年2月26日(日)まで
【六本木ヒルズ】Roppongi Hills Christmas 2022
六本木ヒルズのクリスマスは、大屋根プラザでの恒例のクリスマスマーケットやけやき坂のイルミネーションに加えて、今年は3年ぶりに毛利庭園のイルミネーションが復活。
開催期間:2022年11月10日(木)~ 12月25日(日)
「Roppongi Hills Christmas 2022」の見どころ
1)3年ぶりに復活する毛利庭園のイルミネーション
毛利庭園に青いイルミ―ネーションが展開されるのは初めて。
2)2か所に登場するシンボルツリー
ウェストウォークには冬の美しい煌めきをイメージした「Reflective tree」、66プラザにはカルティエとのコラボで”LOVE IS ALL”をテーマにした大型ツリー「カルティエ クリスマスツリー」が登場。
3)スケールアップしたけやき坂イルミネーション
昨年よりも10万灯多い約80万灯のLED。協賛はJRA。テーマは「SNOW&BLUE」。
4)本場ドイツの雰囲気いっぱいのクリスマスマーケット
ドイツのオリジナル雑貨やオーナメント、リースなど合計約1,500のクリスマスアイテム
日本ではこの時期にしか出店しない、世界的に有名なクリスマス専門店ケーテ・ウォルファルト社の店舗も出店。
5)天空のクリスマス2022
音楽は、「Vegetable Record(ベジタブルレコード)」がプロデュース。
12月25日(日)は、六本木天文クラブによる特別イベント「クリスマス星空観望会」も開催。
【丸ビル】Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~
2022年の丸の内エリアのクリスマスイベントは、開業20周年の丸ビルと開業15周年の新丸ビル、そしてデビュー50周年となる松任谷由実さんとのコラボレーション。
各会場に松任谷由実さんの各時代を象徴するカルチャーをテーマに彩られたクリスマスフォトスポットが登場し、松任谷由実さんの名曲に合わせ、“レトロポップカルチャー”の世界観が展開される。
2022年11月10日(木)~12月25日(日)※丸の内イルミネーションは2023年2月19日(日)まで
Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~の見どころ
1)YUMING’S TIME MACHINE TREE(丸ビル)
丸ビル1階マルキューブでは高さ8mの生木のクリスマスツリーが登場。ツリーには時計の針や振り子が装飾され、3階回廊でのプロジェクションマッピングショー「YUMING BANZAI! X’mas CYBER DISCO」や館内のクリスマスフォトスポットと合わせて、松任谷由実さんの50年を振り返るレトロポップな世界観へのタイムスリップを表現しています。
クリスマスツリーに使用された生木は、イベント終了後、SDGsの一環として群馬県嬬恋村へ植林されます。
2)ブティック・ルージュ(新丸ビル)
新丸ビル3階アトリウムでは、1975年発売の松任谷由実さんの『ルージュの伝言』を店名にしたフォトスポット、洋装店「ブティック・ルージュ」が登場。70年代の洋装店をイメージしたフォトスポットとして当時のクリスマスシーズンを再現します
3)喫茶シュガータウン(丸の内オアゾ)
1985年に発売された松任谷由実さんの『SUGAR TOWNはさよならの町』を店名にしたフォトスポット、喫茶店「喫茶シュガータウン」。昔懐かしの食品サンプルや、店内アイテムなど、当時の雰囲気を味わえるフォトスポットになっています。
4)丸の内イルミネーション2022
丸の内仲通りを中心に、東京交通会館から大手町仲通りまで丸の内エリアと、2021年7月オープンした大規模屋外広場「TOKYO TORCH Park」が、シャンパンゴールド色のLEDで彩られます。
【東京ミッドタウン日比谷】HIBIYA Magic Time Illumination 2022
今年で5回目となる東京ミッドタウン日比谷のクリスマスイベント「HIBIYA Magic Time Illumination 2022」は、日比谷シャンテ、東京ミッドタウン日比谷、日比谷仲通りが一体となって日比谷エリア全体がルミネーションで飾られます。2022年のテーマは「心躍る瞬間」。 星空をモチーフとして、メインの3エリアでそれぞれ異なる魅力のイルミネーションを味わうことができます。
開催期間:2022年11月17日(木)~ 2023年2月14日(火)
HIBIYA Magic Time Illumination 2022 の見どころ
1)オーロラのようなグラデーション。「HIBIYA AREA ILLUMINATION」
毎年話題になる日比谷の街全体のライトアップ。今年はオーロラをイメージした幻想的なカラーで展開されます。
2)“星をまとうクリスマスツリー”が登場。「HIBIYA WINTER SQUARE」
東京ミッドタウン日比谷の玄関口である日比谷ステップ広場に特設ツリーが登場します。明かりが点灯する夜だけでなく昼間もフォトスポットとして楽しめます。
3)白一色の世界。「PARK VIEW WINTER GARDEN」
日比谷公園、皇居外苑、日比谷通りの夜景を見渡せる東京ミッドタウン日比谷6階のパークビューガーデンが、今年は天の川をイメージした白一色のホワイトイルミネーションになります。
【表参道ヒルズ】クリスマスイルミネーション 2022
表参道ヒルズのクリスマスといえば、吹抜け大階段に登場するコンセプチュアルなクリスマスツリー。2022年は「浮遊する光のバルーンツリー」のテーマでクリスマスイルミネーションを展開。11月16日には新木優子さんをゲストに迎えて3年ぶりに点灯式を開催しました。
開催期間:11月16日(水)~12月25日(日)
表参道ヒルズ クリスマスイルミネーション 2022の見どころ
1)浮遊するバルーンツリー
バルーンで構成された数々の作品を制作するアーティストユニット「DAISY BALLOON」がクリスマスイルミネーションの演出を担当。吹抜け空間全体で約1万4,000個のバルーンを使い、中央のクリスマスツリーは小さなバルーンが集まり宙に浮かぶデザインです。DAISY BALLOONとバルーンメーカーが共同開発したオリジナル素材のバルーンは、積層偏光フィルムによってバルーンが自ら発光している様に光り輝きます。
2)表参道ヒルズの人気5店舗が「濃厚リッチパフェ」を提供
毎年クリスマスシーズンに合わせて開催される人気のクリスマスパフェ企画。2022年のテーマは「濃厚リッチパフェ」。濃厚な味わいで、食べるのにちょっと罪を感じてしまうような“ギルティさ”のある期間限定パフェメニューが揃います。
3)表参道イルミネーションはフェンディの協賛
2022年の表参道のイルミネーションはフェンディの協賛により「表参道 フェンディ イルミネーション 2022」として開催されます。
【渋谷スクランブルスクエア】Shibuya Scramble Xmas
渋谷スクランブルスクエアのクリスマスの2022年のテーマは「欲、欲、欲。」「自分をめいっぱい甘やかしたい欲」「大切な人の喜ぶ顔が見たい欲」「言えなかった好きを伝えたい欲」など、みんなのしたいこと・ほしいことといった多様な“欲”を満たすことができるフェア。「世界最旬宣言」をビジョンとしている渋谷スクランブルスクエアらしく、今年も攻めたテーマで展開。
開催期間: 2022年11月17日(木)から12月25日(日)
Shibuya Scramble Xmasの見どころ
1)imaseとのコラボレーション
ティーンから絶大なる人気を得ているアーティストimaseが新曲「Holy Light」を書下ろし。フェアのCMソング、館内ミュージックとして各所で流れるとともに、imaseさんが冬の夜をイメージしてセレクトしたプレイリストは、SpotifyのSHIBUYA SKY公式アカウントにて公開。
2)みんな「欲」を満たす「シブヤ“欲”張りキャンペーン」
ショップ&レストランにて、1会計税込5,000円以上の買い物で受け取れるエントリーチケットから、“ブツ欲”、“渋スク欲” “imase欲”を満たす賞品が当たる抽選会。
【二子玉川ライズ】WINTER RISE 2022 水辺の国のクリスマス
二子玉川ライズのクリスマスイベント「WINTER RISE 2022」のテーマは、この冬だけの美しい「水辺の国」。二子玉川ライズ全体を流れる“光の川”を表現したイルミネーション演出や水面に映る姿を表現した「鏡写しのクリスマスツリー」、湖のようなスケート場などが登場し、自然との共生から着想を得た二子玉川ライズらしいクリスマスが表現される。
開催期間:2022年11月11日(金)~12月25日(日)
WINTER RISE 2022 水辺の国のクリスマスのみどころ
1)鏡の湖に反射した光が幻想的な空間を創り出す「鏡映しのクリスマスツリー」
ヨーロッパの水辺の国のように街の灯りが運河に反射する雰囲気を表現。流れる光の演出、水鳥や光のモチーフにしたオーナメント、水面のような床面装飾など、「水辺の国」の世界をイメージした仕掛けを施したクリスマスツリー。キービジュアルは日本の次世代のアートを担う若手作家Under50に選ばれた油絵画家の野依幸治氏。
2)“光の川”を表現したイルミネーション
ライズ全体に1本の光の川が流れていく様子表現したウィンターイルミネーション。リボンストリート、大階段ビジョン、ガレリアと、エリアごとに異なるテーマの演出。
3)毎年恒例のスケートガーデンは、「湖のスケート場」がテーマ
今年のスケートガーデンは、山のふもとの静かな湖畔に張った氷で子どもたちが遊ぶ様子をイメージしたデザインで展開。夜にはイルミネーションが点灯し一層幻想的な雰囲気。
【東京スカイツリー】東京スカイツリータウン ドリームクリスマス2022
2022年は東京スカイツリー開業10周年。今年のクリスマスイベントでは10周年記念企画としてイルミネーションがリニューアルし、プロジェクションマッピングも復活。
開催期間:2022年11月10日(木)~12月25日(日)※一部のイルミネーションは2023年3月12日(日)まで
東京スカイツリータウンドリームクリスマス2022の見どころ
1)メインスポット「スカイアリーナ」
ゴールドを基調としたイルミネーションとともに、高さ8メートルのホワイトツリーが登場。スカイツリーと一緒に写真が撮れるスポットとして人気の「ソラミ坂」では、ウォールアートをイメージしたイルミネーションが展開。
2)プロジェクションマッピングが4年ぶりに復活
指揮者に扮したソラカラちゃんが「10周年記念リサイタル」を開催するストーリー。ソラカラちゃんが指揮するクリスマスソングに連動して、連絡ブリッジと東京スカイツリーに映像が投影。
3)東京スカイツリークリスマス限定ライティング
クリスマス限定ライティングは、スカイツリーをクリスマスツリーに見立てた「シャンパンツリー」とキャンドルに見立てた「キャンドルツリー」の2種類。
4)EV給電イルミネーション powered by NISSAN
1階のソラマチひろばで、「ECO&FUTURE」をテーマにした日産自動車の協賛イルミネーションが展開。アーティストユニットmagmaが監修するクリスマスモニュメントは一部に自動車部品の廃材を活用し、ツリーのライトアップのための電力は日産の電気自動車によって供給。
5)東京ミズマチエリアでもイルミネーションを実施
2020年に開業した東京ミズマチやすみだリバーウォークでは、北十間川周辺を青と白のイルミネーションで彩るとともに、今年初めて隅田公園の一部を、新たな日本の美「竹あかり」の光で包む。
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