周年事業は企業にとってPRのフックとなる事業でもあります。特に近年は、式典や社史制作など社内向けの展開だけでなく、記念商品やキャンペーン、限定イベントなど顧客との絆を結ぶ展開が多くなっています。
周年企業には主に以下のような目的があります。
周年を機には、会社のビジョンを見直したり、新しい方針を打ち出すことができます。
CIの策定や新ビジョンの発表などを、メディアを通じて広報することで、社内外から変革の納得感を得やすくなります。
近年の周年事業は、顧客や社会とのつながりを重視する企業が多くなりました。
広く社会一般の人々と繋がれる施策を通して、会社の知名度向上や理解促進、好感度アップなどを図ります。
社員や取引先、株主を対象に、表彰を行なったり記念品や周年記念史などを配布したりすることが一般的です。社内の士気、組織としての一体感が高まることで会社の成長が期待できます。
周年事業の限定ロゴマークなどを設定し、広告や限定標品のパッケージなどに使用
ブランドの理念や時代に合わせた目標やメッセージをキャッチコピー化してPRする。
周年記念の特別Webサイトを期間限定で制作。社史やアーカイブの公開を始め、記念マークやスローガン、その他の記念コンテンツの発表の場として活用します。
これまでの社のあゆみをまとめてストーリー化したものや、これからのメッセージを伝えるもの、その他オリジナルコンテンツなど。
周年記念のWEBサイトの他、YouTubeなどの動画プラットフォームで公開されることが多い。
この時期だけの記念商品を発売したり、購入者(顧客)を対象としたキャンペーンを実施。
従来からある基本施策の一つ。顧客や取引先などの関係者向けのものと社員とその家族を対象にしたものがあります。
広く一般を対象としたオープンイベントや限定ショップ(ポップアップショップ)などが近年多い展開です。
例としては、
・コンサート
・レジャーイベント
・展示会、体験会
・ポップアップショップ
・パブリックアート
・社歌 など。