近年拡大を続けるノンアルコール市場。ノンアルコールはお酒を飲めない状況での代替品としてだけでなく、積極的に選択されるものになっているのが近年の特徴。
ここでは、ノンアルコール&微アルコール商品および市場に関するニュースをピックアップする。
ノンアルコール商品のニュース
▶「ノンアルでワインの休日〈桃香るロゼスパークリング〉」12月17日より期間限定新発売
▶「ノンアルでワインの休日プラス+〈赤〉」10月8日より新発売
▶「サッポロ 濃い搾りグレフルサワー ノンアルコール」10月1日より期間限定発売
▶「のんある気分〈完熟白桃サワー ノンアルコール〉、〈いちごスパークリング ノンアルコール〉」10月25日より期間限定新発売
▶「メルシャン×ファンケル カロリミット ノンアル梅酒テイスト」 が発売から約5ヵ月で年間販売目標を達成
▶『アサヒゼロ』7月11日に年間販売目標60万箱を達成。目標を上方修正
▶「贅沢ワイン気分 スパークリング 白/ロゼ」を9月3日(火)より新発売
ノンアルコール市場の状況
ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査(サントリー2024)
「サントリー ノンアルコール飲料レポート2024」によると、2023年のノンアルコール飲料市場は伸長を続け、過去最大の市場規模。2024年も引き続き拡大すると見込んでいる。
ノンアルコール飲料の市場規模(インテージ調べ)
2022年のノンアルコール飲料の市場規模は前年比1.6%増の818億円。
コロナ禍前の2019年の663億円からは23.4%増加。
【出典】日経新聞:ノンアルコール飲料の価格上昇 人気支える「健康」価値
ノンアルコールに関する消費者動向(記事)
若者で増える、あえて飲まない「ソバ―キュリアス」
お酒を飲まない人口は約4,000万人。お酒を飲む人約2,000万人より多い。
ソバーキュリアスとは
ソバーキュリアスとは、禁酒のように「お酒を我慢する」のではなく、お酒を飲める人が“あえてお酒を飲まない”という肯定的な選択をするライフスタイルのこと。Sober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)を組み合わせた造語。
2019年頃に欧米に流行し、2021年に入ったころから日本でも注目され始め、健康志向の高まりなどから、Z世代など若い世代を中心に広まりつつある。
ソバーキュリアスな行動としては、飲み会でも敢えてソフトドリンクのみで楽しんだり、晩酌を健康のために減らしたりなどが当てはまるが、中でも「お酒を飲まずに取り組みたいことがある」という理由が近年の特徴とされる。
ノンアルコール商品のプロモーション事例
アサヒ ゼロ ビール好きに向けたイベント
“明日もがんばりたい、働くビール好きへの挑戦状”をテーマにしたイベント「アサヒゼロ ノンアルビアスタンド」を東京・神奈川・愛知・福岡で2024年10月14日より順次開催。
イベントでは『アサヒゼロ』とおつまみのセットを200円(税込)で提供。「#ZEROの衝撃」を付けてSNSへ投稿するとオリジナルステッカーをプレゼント。
アサヒ ゼロ「#ZEROの衝撃」プロジェクト
『アサヒ ゼロ』は、認知拡大と飲用喚起を目的に「#ZEROの衝撃」プロジェクトを開始。有料試飲イベントに加え、コンビニ引換クーポンや自宅配送キャンペーンなどで年内累計約20万本のサンプリングを実施予定。
期間限定バー『ビール好きのビアスタンド』
会場:梅田駅ビッグマン前
日時:2023年10月24日(火)~29日(日)
『アサヒ ゼロ』『アサヒスーパードライ』『アサヒドライゼロ』の3種の商品名が隠された状態から“本物のビール”を当てる3種飲み比べセット販売。
夏のビーチをソバーキュリアスで楽しもう!Alldrop ソバーキュリアス Summer ワーケーション
海外ノンアルコールクラフトビールを輸入販売するAlldropが、ビーチ近辺の宿泊施設にローアルコールクラフトビールを無償提供し、宿泊するゲストにプレゼントするプロモーション。
働きながらバケーションを楽しむ「ワーケーション」を実践する人達をターゲットとし、ソバーキュリアス体験を提供する。
期間:2023年7月1日(土)〜7月15日(土)
【宿泊施設一覧】
スマドリバー渋谷監修の『Ariake Miraie CAFÉ』オープン
『Ariake Miraie CAFÉ』は、トヨタとレクサス複合施設型店舗「トヨタモビリティ東京有明」に併設される「Ariake Miraie(有明ミライエ)」内のカフェとして2023年5月13日にオープン。
提供されるノンアルコールドリンクのメニューをスマドリバー渋谷が監修。タイヤの回転を想起させる『ゴールデントルク』やガソリンの注入を表現した『グリーン・リフュール』など。
Alldrop サウナの日にノンアルコールビールを無料プレゼント
海外ノンアルコールクラフトビールを輸入販売するAlldropは、2023年3月7日のサウナの日に、「頑張る人のサ活を応援したい!Alldrop ととのうノンアルコールビールプレゼント!」を実施。
首都圏のサウナ施設にノンアルコールクラフトビールをプレゼントする。
サントリー のんある酒場(2022年)
サントリーのノンアルコール飲料を楽しめる「のんある酒場」が、東京駅の東京グルメゾンに2022年のGW限定オープン。
サントリーのノンアルコール製品を使ったカクテルなどが提供される。
S&B ハーブの日にモクテル訴求(2020)
エスビー食品は2017年より、8月2日をハーブの日と制定。2020年は英国風パブ「HUB」とコラボし「モクテル」をテーマにしたプロモーションを展開。
オンライン飲み会
コラボモクテルのレシピ紹介、スパイス&ハーブマスターとHUB商品企画担当によるトークセッション。参加方法は、予約制のZoom視聴で先着300名
ノンアルコール専門の企業・飲食店
Alldrop
SUMADORI-BAR SHIBUYA
2022年6月30日渋谷センター街にオープン。アサヒビールが提唱する「スマートドリンキング」を実現するバーとして、飲める人だけでなく、飲めない人、飲まない人も、お互いを尊重しながら楽しめるバー。ドリンクのアルコール度数は、0.00%、0.5%、3.0%以上から選べる。
0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE
「0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE(ノンアルコール エクスペリエンス)」は、2020年7月16日、六本木「ANB Tokyo」の1Fにオープン。”飲まなくても酔える”をコンセプトに、「お酒でもない、ソフトドリンクでもない、朝から楽しめる新感覚バー」として営業。開店時間は10:00~22:00。オーナーは元俳優で現在はクリエイティブディレクターとして活躍する小橋賢児氏。
過去のニュース
2024年
▶「ノンアルでワインの休日 (サングリア パイン&レモン)」7月16日より期間限定新発売
▶「アサヒスタイルバランス濃レモンサワーノンアルコール』7月9日より期間限定発売
▶「カロリミット ノンアル梅酒テイスト」売上げ計画比150%(2024.4)
▶「キリン グリーンズフリー」販売好調(2024.4)
▶ノンアルコールジン「GINNIE」2024年4月1日に販売開始
▶『アサヒドライゼロ』リニューアル(2024.3)
▶「アサヒスタイルバランス」リニューアル(2024.3)
▶「ノンアルでワインの休日」リニューアル(2024.2)
2023年
▶「Heineken 0.0」が日本上陸(2023.10)
▶月桂冠「スペシャルフリー」デザインリニューアル(2023.9)
▶機能性表示食品「あしたを想うオールフリー」新発売(2023.6)
▶「サッポロ 酔わないCRAFT」新発売(2023.4)