AUBE、コフレドール
花王は、業績回復に向けた構造改革の一環で、約30ある化粧品ブランドのうち10ブランドを統廃合や廃止の対象としている。
・「AUBE(オーブ)」は2024年8月をめどに販売終了(同年3月から順次生産終了)
・傘下のカネボウ化粧品が手掛ける「コフレドール」は2024年12月をめどに販売終了(同年6月から順次生産終了)
食べログモール
(株)カカクコムが運営するグルメ特化ECモール「食べログモール」は2023年3月末に終了。
食べログモールは、2020年6月にサービス開始したが、コロナ禍以降は伸び悩みを見せていた。
GYAO!
動画視聴サービスの「GYAO!」は2023年3月31日に終了。
GYAO!は、USENが運営するGYAOとYahoo!動画が2009年9月7日に統合されて誕生し、WEB動画視聴サービスの草分け的存在であったが、近年は競合の台頭により苦戦を強いられていた。
今後は、2021年10月からスタートしているLINE内のショート動画配信プラットフォーム「LINE VOOM」に注力していく方針とのこと。
東急本店、東急東横店
渋谷・東急本店は、2023年1月31日(火)をもって55年間に渡る営業を終了した。
跡地は商業施設と賃貸住宅などを備えた複合施設が2027年度完成にむけて建設される。なお隣接する「Bunkamura」は、オーチャードホールを除いて、2023年4月10日から長期休館となり、2027年度中に再開予定。
また、同じく渋谷にある東急東横店は2020年に閉店している。
オムニ7
セブン&アイ・ホールディングスのグループ横断のECサイト「オムニ7」は2023年1月31日に終了。
そごう、西武、イトーヨーカドー、アカチャンホンポ、ロフトなどグループ内の商品を1つのECサイトで購入できる統合型通販サイトとして2015年にスタート。売上目標は1兆円だったが叶うことはなく、2022年度のEC売上高は1010億円であった。
PayPayモール
ヤフー株式会社が運営するECモール「PayPayモール」は、2022年10月12日に終了し、「Yahoo!ショッピング」へ統合・リニューアルした。
ZOZOSUIT
身体計測サービス「ZOZOSUIT」が2022年6月23日に終了。
専用のボディスーツを着用し、スマホのカメラで撮影するだけで詳細な身体データを採寸できるとして、2017年の発表時から注目を集めてきたが、その後ZOZOの「オーダーメイドのPB商品展開」は大幅な事業縮小となっていった。
法人向けに展開している「ZOZOSUIT 2」は今後もサービスを継続、足のサイズを計測する「ZOZOMAT」、似合うコスメを提案する「ZOZOGLASS」も引き続き利用可能。
フードデリバリー「foodpanda」
フードデリバリーの「foodpanda(フードパンダ)」は、2022年1月31日をもってサービス終了することを正式発表。
2020年9月に事業スタートし、2021年11月の時点でも積極的なPRプロモーションが展開されていたが、2021年12月に日本撤退が発表され、正式なサービス終了は2022年1月と、約1年半の運営での撤退となった。撤退の理由としてDelivery Hero社は、「日本市場での競合環境が著しく変化し、他社の参入増加したことや配達員の安定確保が困難になったことで、今後のビジネスに大きな影響を及ぼした」と説明している。
「週刊文春」「週刊新潮」の中吊り広告
2021年8月17日に、週刊文春(文藝春秋社)と週刊新潮(新潮社)が中吊り広告を終了することを発表。
週刊文春の中吊り広告は、2021年8月26日発売号をもって、週刊新潮の中吊り広告:2021年10月7日号をもって終了となる。
中吊り広告は、電車車両内の天井からポスターを吊り下げるタイプの広告。交通広告の中でも乗客の注目度が高い広告として人気を誇ってきたが、スマホの普及によって、通勤電車の中で中づりを見るという行動は明らかに減り、特に今まで大きなシェアを占めていた雑誌の中つり広告は年々減少していた。
両社とも、今後はデジタル戦略を強化していくとのこと。
東急線PASMO定期利用者対象のサブスク型サービス「TuyTuy(ツイツイ)」
東急線PASMO定期利用者対象のサブスク型サービス「TuyTuy(ツイツイ)」は、 2021年5月~10月からは実証実験を行っていたが、そのまま本始動とならずに終了となった。
実証実験中は 、モバイルバッテリーのレンタル ・電動自転車シェアリング ・傘シェア ・パンの定期便 ・花の定額サービスなどが提供されていた。
カワサキハロウィン
国内最大規模のハロウィンイベントとして日本のハロウィンムーブメントを作ったともされていた神奈川県川崎市の「カワサキハロウィン」。
コロナ禍の収束が見えない中、2021年は開催中止とし、その後の開催も無くなるが事務局より発表された。2020年以前から終了に向けての考えはあったようで、2021年の中止が大きな決断が下される機会となったようだ。