東急ハンズをカインズに売却
東急不動産ホールディングスは2021年12月22日、生活雑貨店「東急ハンズ」を2022年3月末にホームセンター大手の「カインズ」に売却すると発表しました。売却額は非公表です。
「東急ハンズ」の店名については、買収を機に「東急ハンズ」のブランド名の変更を検討していると、カインズCEOが会見で明らかにしました。
東急ハンズの2021年3月期連結決算の売上高は631億円で71億円の最終赤字。コロナ禍による営業時間の短縮やインターネット通販の普及などで業績が悪化していたとされ、近年は主力店舗の閉鎖が続いていました。
一方カインズは、2019年度の売上高でDCMホールディングスを抜きホームセンター業界で1位となり、その後のコロナ禍でも好調を維持してきました。カインズのほか作業服専門店ワークマン、スーパーのベイシアを持つベイシアグループは、グループ全体で2020年の総売上1兆円を達成しています。
東急ハンズとは
東急ハンズは1976年に創業。現在の国内外の店舗数は国内外で86店舗。
「手を通じて新たな生活文化を創造しよう」という思いから、独自のDIY(Do It Yourself)を中心としたライフスタイル提案型ショップとしてスタート。
東急グループに属し、東急不動産ホールディングスの傘下にある。
株式会社東急ハンズ
設 立 :1976年8月
本社所在地:東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア
資本金 :4億円
従業員数 :2,469名(2021年4月16日現在)
店舗数 :東急ハンズ63店舗(FC 9店舗、海外15 店舗含む)
ハンズ ビー20店舗(FC 2店舗含む)
プラグス マーケット3店舗(FC 店舗)
公式サイト:https://www.tokyu-hands.co.jp/company/ (企業サイト)
https://hands.net/ (ネットストア)
カインズとは
2020年3月現在で、28都道府県に228店舗を展開しているホームセンターチェーン。ホームセンター業界でトップクラスの売上高を誇り、2019年度(2020年2月期)の売り上げで、前年度まで業界のトップであったDCMホールディングスを僅差で抜き第1位となった。
ショッピングセンターのベイシアや、作業服チェーンのワークマンらとともにベイシアグループの中核的な企業。
株式会社カインズ
設 立:1989年3月
本部所在地:埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1
資 本 金:32億6,000万円
従業員数 :13,097名(2021年2月末)
店 舗 数:228店舗
公式サイト:https://www.cainz.co.jp/ (企業サイト)
https://www.cainz.com/ (オンラインショップ)
https://magazine.cainz.com/ (となりのカインズさん)