日本最大級の料理インフルエンサーネットワーク「フーディストサービス」による「2021年トレンド料理ワード大賞」が発表されました。
「2021年トレンド料理ワード大賞」は、フーディストサービスが運営する「レシピブログ」、「フーディーテーブル」、「スグレピ」の各編集部が、2021年の検索数や投稿数などを基に今年注目された料理関連ワードを選出。各サービスに参加するユーザーを対象にアンケートを実施し、その上位の結果から決定したものです。
アンケート概要
調査方法:フーディストサービスにてユーザーアンケートを実施
回答者:10代~60代以上の男女/有効回答:432名
アンケート実施期間:2021年11月2日~11月12日
トップ10
大賞:マリトッツォ
2位:オートミール
3位:志麻さん
4位:低温調理器
5位:折りたたみキンパ/四角キンパ
6位:おうちで専門店の味
7位:〇〇しないレシピ
8位:脂質制限
9位:姜葱醤(ジャンツォンジャン)
10位:市販品アレンジ
コロナ禍の生活で巣ごもり消費やおうち時間の楽しみ方が成熟し、料理・食で注目されたのは「マンネリからの脱却」と「アレンジを楽しむ遊び心」です。
また「低温調理器」や「おうちで専門店の味」「市販品アレンジ」からは自身の味に飽きた人が新しい味を求めて工夫を凝らす様子が見られ、食卓を豊かにするための欲求が感じられます。また、オートミールや脂質オフなど健康志向の食品も引き続き人気です。
大賞はマリトッツォ
今年を代表する一大トレンドとも言えるイタリア生まれのスイーツ。SNS映えする見た目から人気となり、今やコンビニやスーパーでも多くの商品が販売されています。、今年を代表する一大トレンドとなったイタリア生まれのスイーツ。最近では「#タマゴッツォ」「#おにトッツォ」などアレンジが派生して、注目は継続しています。
オートミール
2位はオートミールです。
オートミールは、オーツ麦(えん麦)を蒸してフレーク状にした食品。小麦のように精製せず、外皮を残したまま加工するのでビタミンやミネラル、食物繊維が豊富でダイエットにも適した食材として人気となっています。牛乳で煮込んでおかゆ状にする定番調理の他におにぎりやお好み焼き、ピザなど様々なアレンジ情報も拡散しています。
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志麻さん
3位は、予約が取れない伝説の家政婦としてテレビや雑誌に多く取り上げられている志麻さんです。
元フレンチ料理人の経験と技術をいかしながら、3時間で15品程度のおかずを作る豊かな発想力は幅広い世代を魅了しています。2021年は第13回ベストマザー賞・特別部門を受賞。
低温調理器
4位は低温で時間をかけて加熱することができる低温調理器です。
放っておくだけでローストビーフやステーキ、サラダチキンなどが本格的においしく作れると話題になり、近年、BONIQ、ANOVA、貝印など様々なメーカーから製品が発売されています。
折りたたみキンパ/四角キンパ
5位は、韓国のカジュアルフード「キンパ」のアレンジです。韓国フードの人気も続く中、折りたたむだけという簡単な作り方や自由度の高い楽しさでSNSでの人気も高いようです。
おうちで専門店の味
6位は、お家で専門店の味を楽しむこと。
自宅での食事機会が増え、家でも簡単に専門店の味を味わいたいという需要に応え「身近な食材で作れるがお店レベルに仕上がる」レシピアイデアに人気が集まりました。
〇〇しないレシピ
7位は、しないレシピ。
「計量しない、火を使わない、包丁を使わない、余らせない」等、調理のひと手間を手軽にするレシピアイデアが人気でした。
脂質制限
8位は脂質制限。
健康志向の高まりで近年注目を集めた糖質制限に続き、脂質の制限にも関心が高まっています。
姜葱醤(ジャンツォンジャン)
9位は、業務スーパーで人気の生姜とねぎ油が香る万能調味料「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」
和洋中どんな料理にも合わせやすいと料理好きの間で話題に。
市販品アレンジ
10位は「市販品アレンジ」です。
自炊疲れもあり手軽に食べたいが、市販品をそのまま食べるだけでは味気ないという背景から、ひと手間加えたりアレンジすることで飽きずに美味しく食べるレシピアイデアが人気です。
2022年に注目するべき料理関連トピックス
フーディストでは、2022年以降も注目するべきテーマワードして、「大豆ミート」「韓国グルメ」「冷凍フード」「ほったらかし調理家電」を挙げています。今後の需要喚起のキーワードとして、販促企画のテーマとしてチェックしておきましょう。
企画の種では、様々なランキング情報をもとに独自判断した各年のヒット商品をアーカイブしています。販促企画をはじめ、マーケティング企画の際に活用したいトレンドテーマのネタとしてご活用下さい。